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【疑問】どうやってカフェインを除去するの?(カフェイン除去方法)

カフェイン抽出方法は、主に3種類ございます。

【化学薬品を使用】
1900年代にドイツで開発された、世界初のカフェインの除去方法です。コーヒー豆を有機溶剤に漬け込んだり、お湯に有機溶剤を加えたりすることによってカフェインを分離・除去する方法です。コーヒー豆が有機溶剤に直に接触することから消費者が安全面で不安を抱きやすい短所をもった方法といわれています。現在、日本では薬品を使う方法は認められていません。食品衛生法の規格基準に適合しないため、薬品(有機溶剤)を使ったデカフェのコーヒーは輸入禁止になっています。

【水を使用】
1940年代に開発され、アメリカで特許となっています。コーヒー豆を真水とフィルターろ過装置によってカフェインを除去する方法です。コーヒー豆が有機溶剤に直に接触することなく、旨味成分を残しながらフィルターろ過装置によってカフェインを除去するため、安全性が高い方法といわれています。しかしながら、カフェイン以外の成分も流れ出してしまう為、旨味や風味が落ちやすいです。

【超臨界二酸化炭素を使用】
※ラブタイムカフェのカフェインレスコーヒー(デカフェ)は、この安全性の高い抽出方法(除去方法)で狙った物質(カフェイン)を正確に除去しています。
1970年代に開発された超臨界二酸化炭素を用いたカフェイン除去方法です。二酸化炭素は約73気圧と摂氏約31℃で超臨界状態になります。物質の液化・気化現象(超臨界状態)を利用して、狙った物質(カフェイン)を正確に除去するため風味や味が損なわれず、安全性も高い方法といわれています。

※超臨界二酸化炭素を使用したのカフェイン抽出方法
コーヒー生豆→計量→クリーニング→貯蔵→polishing(磨く)→水分を含ませる→デカフェネーション(カフェイン抽出)→乾燥→異物除去→最終保管→計量→出荷→焙煎工場で焙煎→製品

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